先週の振り返り

今更ですが先週は濃い一週間だったので主に要点だけ振り返ります。
先週の日曜日10年近くお付き合いさせていただいている自然素材リフォーム・N-BASICさんのイベントに行ってきました。多可町の大工社長さんと篠山の左官屋さんを呼び伝統工法の組み立て実演や土壁塗り体験も催されていて、大工社長さんにお話を伺ったところ、多可町は古民家の仕事も多いそうですが大工社長さんは伝統工法で新築するほうが好きだそうで、伝統工法を求められていない物件をあえて伝統校で建ててきたそうです。
てっきり田舎という環境に恵まれて伝統工法をされてきたと思っていたのですが、この自分から自分のしたい方向へ進んでいく姿勢が自分には足りないのではないかと感じました。
火曜日は先月の職人起業塾のテーマ「一生あなたに任せます」で答えた毎回信頼して依頼している塗装職人さんにお会いしました。
その塗装職人さんは誠実で真面目で良心的な金額なので引っ張りだこになって当然と僕は思うのですが、そんな方でもめちゃめちゃ仕事が暇な時があるそうです。
「なんでこの人が暇になるんやろ?」と嫁に話すと、「あまり自分をアピールするタイプではないからではないか」という意見に納得がいきました。
偶然にも今月の職人起業塾のテーマ「隠れた名工との決別」とも被りました。僕は塗装の技術的な事は正直わからないことも多いですが、この方の言葉遣い、気遣い、仕事ぶりを何年も見てきて信頼しています。技術的な不満がない場合結局その人の人格が信頼を左右すると思うのですが、そんな人格も認知されなければ宝の持ち腐れだと思います。
今まで職人さんを見てきてその人の人格がそのまま仕事に表れているように思います。技術的な宣伝だけでなく「人格を知ってもらうこと」も同等またはそれ以上に重要だと思います。
木曜日にATP参加。
夕方子供を実家に預け、高砂町を活性化するという目的の集まりに夫婦で参加しました。5年間いろんな意見が出たにもかかわらずなかなか形として前進むことが難しかったそうですが、今回の集会でそのまとめ役として僕の嫁が今後お役に立てるかもしれないということがわかりました。
龍野の「ひと・まち・あーと」の畑本さんがファシリテーターで参加されていてプレーヤーとコーディネーターの話をされました。出席した出店者さん達(プレイヤー)の悩みや希望を聞きながらまとめ役であるコーディネーターの必要性がよくわかりました。僕もプレイヤー(朝ごぱん市出展者、今後高砂町の古民家を大工として携わりたい立場)として意見を言いましたが、話の途中自分は何が言いたかったのか分からなくなってしまう場面もあり、もう少し落ち着いて話せるようになろうと反省、今後の課題になりました。
金曜日は職人起業塾。
内容が多いのでまた別で振り返ります。
土曜日は左官職人さんが塗装職人さんや設計さんとチームを組んで立ち上げたリフォーム会社IDAconpanyさんへ挨拶を兼ねてそちらの半日程度の仕事をしに灘区まで行ってきました。カフェ兼雑貨屋兼リフォーム事務所で、事務所以外ゆっくり見ることができませんでしたが神戸らしいオシャレな空間でした。1人では影響の輪が小さな個人でも、チームを組めば影響の輪が広がり、カフェオーナー、雑貨屋オーナーを募り一緒になって立派な店舗を運営されていて、影響の輪を広げるよい実例を見ることができました。
日曜日は前回のブログで紹介した雨漏りの対策の説明でした。
読書や勉強会の学びとは違う日々の実体験の中からも多くのことを学べた濃い一週間でした。

無事御理解いただきました。

前回のブログで書いた雨漏りの件で、本日昼から原因と対策の説明をしにお客様宅へ行ってきました。
結果から言うと無事ご理解いただきほっとしました。
以前リフォームさせていただいた窓から雨漏りが発生したのですが、室内の壁をめくって確認した結果弊社の施行に責任があることがわかり、より深く検討するため1週間期間をいただき原因と対策について本日改めて謝罪と説明をしました。
駐車スペースの横にある出窓の出っ張りが邪魔なので普通のサッシに交換したのですが、新築当初そのお宅はモデルルームだったそうで外壁は珍しくタイル張りで、そのタイルをカットしてアルミサッシを交換し、サッシ廻りをモルタルで補修しサッシと同色の黒で塗装して交換跡を目立ちにくくしました。
原因は大きく2つあって、1つはタイル、防水シート、下地合板すべてを同じラインでカットしたこと。
もう一つは防水テープの貼り方です。1つ目の説明としてはタイルの切断面が厄介な事。窓の交換で多いモルタルの外壁であればある程度の深さまでカットできていればその奥の防水紙まで切断せずに済み、撤去部分のモルタルを金槌で叩いたりバールでごぜたりして少々手荒にめくるということもできます。残す部分のモルタルの角がかけたとしても再びモルタルを塗り塗装で仕上げるのでほとんどわからなくなります。しかしタイルとなると残す部分の角が欠ければおしまいなのでバールでこぜたりもできません。振動させればタイル目地にひびが入ります。切断ラインがそのままモルタルとの境として仕上がりに現れます。要するに慎重にまっすぐカットして尚且つそおろっとめくるためにタイルを完全に切断してしまわなければならないので必然的に防水紙も切断してしまうことになります。そして今回は外付け用サッシというもので下地合板もカットしなければサッシ交換ができないタイプで、しかも通りに面した外壁なので見栄えを考慮して補修幅を狭くしたため結局下地合板もモルタルと同じラインでのカットとなりました。
2つ目の説明(防水テープの貼り方)としては、お客様に説明した絵で説明すると

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これがリフォーム前の図のサッシ上部の断面図です。タイル・タイル下地と合板の間に防水紙があります。実はタイル・タイル下地にひび割れがあり防水紙の面まですでに雨水が侵入していました。しかしこれは想定内でそのための防水紙です。

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そしてこれがリフォーム後の図。下地合板、防水紙、外壁仕上げ材のすべて既存と新設の縁が切れています。この絵では解りやすくするため隙間を開けていますが実際にはほとんど隙間はありません。で、この既存タイルと新設モルタルの継ぎ目からの雨水侵入を防ぐことを意識した防水テープの貼り方をした結果、上部ですでに侵入している雨水が→のように流れ今回の雨漏り発生となりました。よく考えれば当然のことで基本中の基本なんですが、モルタルの継ぎ目からの雨水侵入を意識し過ぎてしまった結果です。今回僕も雨水の侵入経路としてこのモルタルの継ぎ目を疑ったので、このテープの貼り方をした気持ちがよくわかります。大きな理由は以上です。
外壁がモルタルの場合のサッシ交換でも同じような仕事をしている大工さんは多いのではないかと思います。モルタルをカットする時防水紙を残すことよりもモルタルを完全にカットすることを重視しているのではないでしょうか。僕もそうです。大体モルタルの外壁の窓の上は庇や下屋があるからそんな施工をしても窓上からの雨漏れはほとんどないと思います。また一般的な半外用のサッシなら下地合板までカットする必要は無いので今回のような防水テープの施行の仕方でも合板は濡れてしまいますが雨漏りとしての発見にはならないと思います。今回の問題は1つ目の同じラインでタイル、防水紙、下地合板をカットしたことよりも、2つ目の防水テープ、防水シートの施工方法にあると思います。本来すべきであった防水テープ、シートの施工方法についてお客様には説明しましたがここでは長くなるので割愛します。

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そして今回の対策の図。
問題箇所の雨水の流れをスムーズにするため既存の防水紙と新設の防水紙を新たに防水テープで一体化させますそのためにはサッシ廻りの内壁を四方めくり、邪魔になる間柱と下地合板を一時撤去し、合板は丸ノコで切り、丸ノコで切れない際や柱の部分はのみで叩くと振動でひびが入るかもしれないので「マルチツール」という新しい電気ノコギリでカットします。今回の補修をするにあたってとてもありがたい道具です。防水紙をカットせずに合板を切る方法や、柱の裏まで合板を撤去する方法などお客様からの質問に答えましたがこれも説明が長くなるのでここでは割愛します。
防水テープで処理した後は、外から水道水で横殴りの雨を想定してひび割れめがけて放水し、お客様立ち会いのもと雨漏れがないか確認してもらいその後壁の下地を元に戻し、窓上のタイルのひび割れ部分をコーキングするという流れになります。今回のお詫びとしてこのコーキングも無料でさせていただきます。
本来はお叱りを受ける立場であるにもかかわらず、お客様は終始穏やかに接してくださり、「ややこしい家の工事をさせてすみません」と逆に気を遣っていただきました。
今回学んだこと。
・防水テープの貼り方ひとつで大きな補修が発生すること(当たり前なんですが)
・施工した者の立場になって検証することで自分が追体験出来た事で自分の経験になったことです。
念のため付け加えておきますが施行してくれた信頼できる大工仲間と左官屋さんそして現場管理を代行してくれた嫁を責める気持ちは微塵もありません。本当に。
お客様には迷惑かけてしまいますがこの経験を大切にして精進していきます。

朝ごぱん市〜雨漏り原因解明

今日は色々ありました。
まず、僕たち夫婦の参加が5回目になる朝ごぱん市。慣れてきたこともあり、人通りの少ないときに両隣の出店者さんの出品についてゆっくり話を聞かせてもらったり、今まで出店してきて少しずつ知り合いになれた方と話ができたり、また新たに出会いがあったりと口下手な僕が「交流」を楽しむことができました。
そして出店5回目にして初めて、朝ごぱん市で僕たちのことを知って頂いたお客様から大工仕事のご依頼が来ました。
と言っても今ある天板に新たに脚を付けてテーブルにして欲しいという家具屋さんのような内容ですが、嫌いじゃない類いの仕事です。
11時に朝ごぱん市が終わり片付けた後、少し前から気になっていた近くの「路地裏カフェKOTI」さんにお邪魔しました。
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外観は黒い外壁に縦格子と古い本瓦で渋いです。
内装は見た感じDIYされた様でした。
店の方に話を聞きたかったのですが、ランチどきに他にも二組客がおり、小学一年生の女の子がお冷やメニューを持ってきてくれる程忙しそうだったので話はできませんでした。
少し残念な気持ちも感じつつ、同じ通りに超渋い空き家らしき長屋があったのですが嫁と2人で立ち止まり、こんなとこ住みたいなー事務所にしたいなーと見とれてしまったのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
こんなとこを事務所にして他の空き家もどんどん改修していきたいなーなんて思いました。
本当に魅力的な町です。
今思えば、朝ごぱん市に参加しだしたのも高砂町に魅力を感じたからというのも大きいです。
ATP(アートタウンプロジェクト)という高砂町をアートで活気のある町にするという取り組みの会議にも参加し始めました。
と言っても会議は平日の昼からの為、僕は仕事復帰し始めているので一度参加しただけで、あとは嫁に行ってもらっています。
KOTIを出て家に帰ってから昼食を済ませ、去年リフォーム工事をさせて頂いてもう直ぐ1年になるS様邸へ、といっても僕は完全に休養中だった為、嫁や親しい職人さんに入ってもらったのですが、そこの雨漏りの原因を解明しに行ってきました。
ここで書籍「職人起業塾」を読んで学んだ「信頼」を心掛けて対応させて頂きました。
原因を解明でき弊社の施工に原因があったことがわかり、信頼を心掛けて対応し、謝るべきところは謝り認めたのですが、ひとつ、「いい勉強になりました」と言ってしまったことが悔やまれます。
御自宅が雨漏りしたお客様からすれば「いい勉強になりました」で済む話ではなく、
具体的な原因の説明は長くなるので次回のブログで説明させて頂きますが、簡単に言うと、これに気づいている大工は少ないのではないかと思えるような所に原因があり、「これはしょうがない」という自分の甘えから発言してしまったと思います。
「いい勉強になりました」は一見真摯な言葉ですが、お客様からすれば御自宅を雨漏りさせて心配させて勉強されても気分の悪い話です。
対策は既に考えお客様に説明しましたが、より良い対策を考える為一週間後にお伝えしに行くので、今回の雨漏りの件を改めて真摯に謝り、対応させて頂こうと思います。

凡ミスしました

鳥居の加工に入りました。
柱にヒノキの磨き丸太(床柱などに使われる丸太)を6本注文したのですが、届いた柱が太くてビックリ!
注文を間違えてました。
丸太の場合、末口と元口(上と下)で太さが違い、元口4寸(120㎜)で注文したつもりが末口4寸で注文していて元口が5寸(150㎜)以上ありました。
奈良から取り寄せた材らしく返品もできません。
加工屋の旋盤で細く削ってもらうことを材木屋さんに提案され、値段を確認してもらうと、角材から丸太に加工するのとは勝手が違い、丸太を細く加工するのは負荷が大きく人が付きっ切りで見ていなければならないらしく、とんでもない値段だったので結局自分で削ることにしました。
結果的に3日ほどかかり単調な作業でしたが、白太が多く削れたことで赤身の割合の多くなり耐久性が高くなりました。
外で雨に濡れる材料は桧よりも杉の方が長持ちするそうなのですが、シロアリの被害にあっても最小限に抑えるには桧の方が良いだろうと思い、あまり流通していない桧の磨き丸太を選びました。
桧でもシロアリに食べられる時は食べられますが、スカスカになるまで食べられた桧は今まで見たことはありません。

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第30回職人起業塾振り返り

遅くなりましたが先月参加した職人起業塾の振り返りをまとめたいと思います。
前回の課題であった
「一生あなたに任せます」と思える人
について塾生それぞれが答えた人物の共通点を探すと、
「顧客に寄り添ってくれる人」ではないかと思いました。
ずば抜けた技術や才能がなくても
顧客の要望を深く理解しようとする姿勢があれば良いのではないかと思いました。
普段からそこに力を入れると、
今まで気づかなかった 又は見て見ぬ振りをしてきた顧客の要望が見えてくると同時に、新たな隙間産業を発見できるような可能性も感じました。
メインテーマ
・事業の目的の為に取り組んでいる習慣
・それをブラッシュアップした次の習慣は何ですか?
について、
取り組んでいる習慣は、
人の役に立つことを率先してすること。
具体的には、
以前ブログで紹介した保育園でのキャスターの無料交換を提案したこと(結果別の仕事も頂きました)と
近所の鳥居改修の見積りを頼まれてないのに差し上げたこと。
最初は塩ビの業者を紹介、後日木造の見積りを差し上げました。(結果木造でさせて頂くことになりました)と
古民家再生ワークショップに2回参加し、明後日の日曜日も参加する予定です(これは奉仕の意味もありますが、逆にこちらが勉強にもなっています)。
これらの習慣の結果、仕事に繋がったり、いい勉強になっています。
ブラッシュアップした次の習慣は、
まだ行動には移していませんが、
将来的に必要になるであろう工事の見積りを差し上げる
ということを考えました。
(他の工務店では既にされていることかも知れません。)
以前の僕なら、
依頼されていない見積りや、
依頼されていない将来の工事の見積りを差し上げることは仕事欲しさからの下心丸出しの行動と考え、行動しなかったかも知れません。というかしてこなかった。
しかし、「人の役に立つことを率先してする」という考えによって気持ちよく行動に移せていると思います。
写真はシロアリ被害の鳥居

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