第56回職人起業塾【未来を作る】

ここ最近、歳の割に(40歳です)ストレッチや筋トレなどの体のメンテを怠っていることもあり仕事で右腕を痛めておりましたが、その右腕をかばったせいで今度は左肩甲骨辺りの筋を痛めてしまい、状態管理、健康管理の大切さを実感しつつ痛みに耐えながら、職人起業塾に参加してきました。

今回のテーマ【曖昧さからの脱却】【未来を作る】
10年前の自分の選択が今の自分をつくり、今の選択が10年後をつくります。
世界で一番読まれているビジネス書「7つの習慣」のスティーブン・R・コビー博士の言う「全てのものは二度作られる」(一度目がイメージ、二度目が実践)を始め、
「思考は現実化する」(影響の輪の範囲内で影響を及ぼすことができる→影響の輪を広げれば実現できることが広がる)、「千里の道も一歩から」などの有名な格言がありますが、
10年後のイメージがぼんやりしていては、ぼんやりと歩むことになります。

課題1【曖昧さからの脱却】
そこで、以下の項目について10年後の予定を考えて具体的なイメージにしてみて下さい。

・年収(売り上げ)
・役職(役割・立場)
・やり遂げた実績
・資格
・趣味
・住まい(社屋)
・旅行計画
・持っているもの
・服装
・体重
・友人(パートナー)
・時間の使い方
・人生哲学
・解決すべき問題

課題2(テーマ)【未来を作る】
上述のイメージが、「全てのものは二度作られる」の一度目にあたり、続いて、二度目にあたる実務について考えます。
実務としての取り組み(=習慣)が人生を形作ります。
上述の質問のうち、以下の3つに絞って、その項目を達成するための「習慣」を答えてください。

・年収(売り上げ)
・役職(役割・立場)
・やり遂げた実績

という質問でした(説明文は短く変えています)。

 

今回、「イメージすること」の大切さを理解しました。過去の記憶というものも、実はイメージという形で保存されていて、そのイメージ(=記憶)がなければ自分がどんな人間かわからなくなります。
未来を具体的にイメージすることで、それは想定内のことになり、そのための道筋を立てることで滞りなくそれらを進めることが出来ます。
しかしイメージしていなければ、そのぶん想定外のことが増え、行き当たりばったりというか、今の延長でしかなく、大概は大した未来にはなりません。

そしてこの「イメージする力」を鍛えることで、理想とする未来をより現実に実現しやすくなるということを学びました。

私は未来のイメージがあまり出来ておらず、今回の質問に対して苦戦し、妻と話し合うことでなんとか答えを出すことが出来ました。

ちなみに私が発表した10年後のイメージは、
・売り上げ:5,000万円(年間)

・役職・役割:完全元請け化(応援には行く)。思春期の子を持つ親。

・やり遂げた実績:1,000万〜2,000万円クラスのリノベーションを年間3〜4棟、プラス中小規模のリフォームを数件。

そして課題2の、未来を作るための習慣は、
無料定期アフターメンテナンスです。それにより信頼を得て、OBからの紹介やリピートを得ることに力を入れます。

また、塾長から御指摘を頂きましたが、従業員を雇うことを具体的に考えていく必要もあります。
病気やケガなどのリスクヘッジや、若い人材に付いて行きたいと言われる存在になりたいこと、年齢的にも人を育てる歳であること、あと勿論売り上げを上げること、などが理由です。

 

今回の課題を考える中で、目的をより明確にする必要性を感じました。
目的が曖昧であれば、上記の14個の質問に対する答えの理由が曖昧になるからです。
私の人生の目的は、「人を愛すること」や「子供たちに希望を与えること」と起業塾で答えてきましたが、今回はもう少しイメージしやすい、「楽しく、かっこよく、優しく」生きたいというキーワードを導き出すことが出来ました。
そのように生きることで自分だけでなく、子供たちが少しでも将来に希望を持つことに自分が役立てたら最高だと思いました。

自分が子供のときの感覚で、理想の大人をイメージしたいと思います。

今月のミッションは、10年後の未来を更に三回イメージし直し、そのための習慣も含めて、より鮮明にしていきます。

先月のミッションは体調管理でしたが、ストレッチと筋トレを習慣づけて、改めて万全な体に修正していきたいと思います。

ありがとうございました。

時代の変化が早いとは言え、未来への「習慣」を続けている人は少なく、それは我々にとって有難いということでした。習慣を味方につけて行きましょう。自戒を込めて。

ビスの効かない石膏ボードにビスが効く下地を入れる

石膏ボードの壁に、強度が必要なもの(例えば、タオル掛けやハンガー掛け・ハンガーパイプなど)を取り付けたいときは、石膏ボードの奥にある柱や間柱または横桟(胴縁:どうぶち)を狙うことで、しっかりとビスどめ出来ます。

しかし、取り付けたい位置に柱や胴縁があるとは限りません。

そんなときに、ビスがしっかり効く下地の入れ方を、「室内干し用にハンガーパイプをつけるための下地補強」を例にして説明します。

今回は内装をリニューアル(壁紙の張り替え、または新たに塗り壁)することが前提のやり方。

まずは専用の針で下地位置の確認↑

しかし、理想の位置に下地がなかったので、石膏ボードの壁を一部切り取って下地を入れる。

まずは開口↑
マルチツール という振動するノコギリで切りたいラインをなぞるだけ。

少し脱線するが、このマルチツールは、先端の刃を色々な種類に交換でき、ノコギリや鑿(のみ)・スクレーパー(ヘラで剥がす)・紙ヤスリなど様々な作業に対応する。

丸ノコのように刃が回転するのではなく、左右に小刻みに振動するだけなので、安全性が高く、ホコリも立ちにくい。
しかも電動なので疲れない。

パテ埋めできるように面取り↑

面取り後↑
奥に見えるベニヤ板は奥のクローゼットの壁で、今回は全く関係なし。

開けた開口から、12ミリの合板や(今回は)木っ端を、裏に差し込んでボンドで接着する。持ち手がいるので長めのビスをもんでいる(打っている)。

タッカーで止めているがボードビスでもOK。

最初に切り抜いた中の部分を止めて終了。

木っ端がある部分はしっかりビスが効くようになった。
接着剤を塗っているので、余程の変な力が掛からない限り大丈夫。但し、取り付けるものや木っ端の大きさなど、強度を左右する様々な要因があるので各自の判断能力が求められる。難しいところでもあるかも知れないが、それも自分でする面白みでもあると思う。

ちなみにこのやり方は、コンセントやスイッチの穴、若気の至りで開けてしまった壁の穴などの補修にも使える。

DIYで内装を新たにするときには、知っておくと良いやり方としてお勧めしたい。

丸ノコの直進性を確認

前回、「丸ノコで『真っ直ぐ・直角に』切る 便利な定規」について書いてみたけど、丸ノコのベース部分が歪んでいれば定規と平行に真っ直ぐ切ることが難しくなる。

丸ノコを裏返して、刃とベース(台座)が平行かどうかを確認する。
上の写真と下の写真のように二カ所(両端)で計って寸法が違えば問題あり。

ちなみのこの丸ノコは新品購入時は刃からベースの端までちょうど100ミリだったが、何度も衝撃が加わり調整を繰り返すうちに今現在102ミリで平行を保っている。

ベースが平行でなければ、上の写真(別の丸ノコだけど気にせずに)のように切ってる途中で丸ノコが定規(エルアングルなど)から離れようとしたり、逆に食い込もうとする。

解決策としては、平行度が調整できるタイプならそれで調整。
そんな便利機能がなければ、平行になるまで強引に力かける。
お陰で私の丸ノコは102ミリで平行を保っている。自己責任で。

丸ノコで「真っ直ぐ・直角に切る」便利な定規

今日は便利な道具の紹介。
今更かも知れませんが、本職でなければあまり知らないかと思われる「エル(L)アングル」。

僕が初めて現場で見たのは15年ほど前にサイディング屋さんが使っていて、サイディング屋さん曰く「この一万円弱の定規を買っても、家一軒分のサイディング貼りで元が取れる」と。

どういうことかというと、合板やボードなどの3×6板を丸ノコで直角に切る場合、このエルアングルが登場する以前は、例えば1,000ミリの切り墨(印)を板の手前と奥の両側ともスケールで測って鉛筆で印をつけて、その2つの印に定規をあてがって定規がブレないように左手と左足でしっかり定規を押さえながら右手で丸ノコを動かして切っていました。

しかしこのエルアングルの登場によって、3×6板の手前側だけスケールで1,000ミリの切り墨をつけて左手でエルアングルを押さえながら右手に丸ノコを動かす、
要するに、スケールで切り墨をつけるのが二カ所から一カ所に減り、定規を左手だけで簡単にしっかりと固定することができるようになりました。
文章の説明では分かりにくいと思いますが、材料を切る手間が実質半分以下になり楽になったという話。

上2枚の写真は、エルアングルが3×6板などの材料に隙間なくあてがっているか確認できる窓です。

黒い定規は30センチ以下の材料用。

いくらエルアングルが便利でも、丸ノコのベース(台座部分)が歪んでいると真っ直ぐ切れません。

それについては、また説明します。

 

袖壁(そでかべ)の起こし方

洗面室の工事写真を元に袖壁の起こし方を説明する。

写真の向かって左側に洗面化粧台を据え、向かって右側に収納棚スペース(可動棚5枚ほど)を造作するが、その間の仕切り壁としての袖壁を作る。
写真右側の収納棚スペースの仕上げ材として既にシナベニヤを二方面貼っている。
なぜ先に間仕切りの袖壁を起こさないかと言うと、狭い洗面室で先に袖壁を起こしてしまうと更に狭くなり仕事がし難くなるから、袖壁を起こすタイミングを出来るだけ後に引っ張る。

袖壁の骨組み組み立ては、木材を一本一本切って壁や天井に打ち付けるのではなく、袖壁の大きさでハシゴ状に組み立ててしまう(例えばW550×H2,200)。だからまとめ切りが出来るし組み立てやすい。。

エア釘打ち機で一気に組む。

それを現場に持ってきてエア釘打ち機で床や壁に打ち付ける。
ただし先にハシゴ状に組み立ててしまうやり方は、現場まで運ぶルートに障害物やコーナーがある場合、物理的に搬入可能か事前確認が必要。

上は隙間が開く寸法で作っている。

寸法がちょうどだと、天井を擦ったり起こし難かったりする。
写真では分かりにくいが、天井高は左右で少し違う。
しかしこのハシゴ状に組んだ骨組みは釘で固定しているので、

後から玄能(げんのう)で上に叩いて天井にピタリとつけることが出来る。ビス留めだとこれが出来ない。

また叩きすぎると壁際の天井が上がってしまい、先に貼ったシナベニアと天井が空いてしまうので注意。

骨組みが止まったら、可動レールをビスどめするための下地合板(今回は9ミリ)貼り。床に突き付けて貼らずに天井に突き付けて貼っている。

床でなく天井に突き付けた理由は、下地材と仕上げ材とで継ぎ目のラインをずらしたいから。継ぎ目が同じラインに来ると大きな段差になる可能性がある。仕上げのシナベニアは床に置いて(突き付けて)貼ることで継ぎ目を下地の継ぎ目とずらす。

DIYっぽくない内容でしたが、作業のちょっとしたコツがいくつか参考になればと思います。

風邪をひいて珍しく10日も引きずっています。まだ治る気配は微妙なところです。

ありがとうございました。

第55回元祖職人起業塾振り返り

事前課題『ベストプラクティス・ベンチマーキング〜その理由と自分とのギャップ〜』
⑴目指すべきベストプラクティス。
⑵ベンチマーキングすべき人、企業。
⑶その理由と自分との違い。

⑴目指すべきベストプラクティス。
“ベストプラクティスとは、
ある結果を得るのに最も効率の良い技法・手法・プロセス・活動などのこと。”

私が目指したいベストプラクティスは、自分がしたいことに特化しながら、質の高いものを提供していくことです。
大工を始めた頃は、なんでもできる大工がカッコいいと思いオールラウンド的な大工を目指していましたが、あれもこれもとカメレオンのように周りに合わせるのではなく、自分の得意かつ楽しめる分野に絞り、そこで質を上げたいという考えに変わりました。

⑵ベンチマーキングすべき人、企業。
“ベンチマーキングとは、
自社の製品・サービス・プロセス・慣行を継続的に測定し、優れた競合他社などのパフォーマンスと比較分析する活動のこと。
測定する尺度は、顧客からの評価に影響するものでなければならない。”

私がベンチマーキングすべきと考える企業は、広島にあるパン屋さんです。去年あたりにブログを読んで興味を持ちました。
趣味で世界を旅しながら、本場の美味しいパンとパン屋としての在り方を追求し、ブログを通してそのパンやパン屋のストーリーを見えるようにすることで、どこにでもあるパン屋との差別化に成功されていると思います。
一度食べてみたいパンです。

⑶その理由と自分との違い。

このパン屋さんをベンチマーキングした理由は「パンの本場ヨーロッパを旅し、本場でしか味わえない美味しさを日本で追求したパン」という魅力があり、且つパン職人さんがこだわりとやりがいを持ち楽しく働かれているのを感じるからです。
一言で言うと、「本物」と感じるから。

比較分析する上で自社に置き換えると、「本場を旅して追求した本物の暮らし」ということになりますが、世界をあちこち旅することは現実的に難しいです。
本物を知るという意味で世界の建築様式や有名建築家の写真集などを見ながら、自分好みのポイントを新たに発見していく、その程度で本物になるのは難しいと思いますが、先ず何か知見を広げることから始め、「これだけは譲れないというこだわり」を見つけていきたいと思います。

 

メインテーマ『遠い世界に学ぶ』
⑷異業種のサービス・商品で感動したものとその理由。
⑸その感動を自社に取り入れるには。

⑷異業種のサービス・商品で感動したものとその理由。

最近感心したのは、映画スターウォーズとLEGOのコラボです。
元々LEGOにあまり関心のなかった私も、「スターウォーズシリーズのLEGO」ということで財布の紐が緩み、また元々映画スターウォーズの客層ではなかった5歳の長男を「スターウォーズシリーズのLEGO」を通して映画スターウォーズのファンにし、親子で映画とLEGOを楽しんでいます。
私としては、長男が戦隊系ヒーローにハマるよりこちらのほうが楽しさを共有出来て良いですし、またLEGOのサイトで無料公開している説明書をダウンロードして、説明書の見方や部品がないときの対処のしかた、部品を分別しておく意味などを教えたり考えさせ、子供の成長や感動を真横で共有しています。

⑸その体験を自社に取り入れるには。

スターウォーズとLEGOのコラボの優れた点は、4点あると思いました。
①全く別の客層をお互いに取り込む。
②子供は更にLEGOのファンになり、親は更に映画のファンになる。
③子供の感動体験や成長体験、興味を親子で共有できる。
④(コラボとは関係ありませんが)説明書の無料公開でLEGOを買わなくても作る機会が増え、子供が更にLEGOのファンになり、結果的に誕生日やクリスマスはLEGOをねだっている。

リフォーム工事や暮らしの提案において、子供世代をファンに取り込むには、誰かとコラボしなくても、子供の興味に特化した部屋や造作家具を作ったりDIYに子供たちを取り込むことは出来そうに思います。
④の「説明書の無料公開」を模倣すると、最近始めたコンテンツマーケティグ(大工が教えるDIYの知識をブログに体系化する)のストックを増やすことで、ブログを読んで下さる見込客にとっては自社がナンバーワンになり、DIYできない部分の御依頼を頂くというやり方を以前ブログワークアウトで学びました。
①の「全く別の客層をお互いに取り込む」を模倣すると、先ほどのコンテンツマーケティングにおいて、建築とは一見関係のなさそうな「子供向けのおもちゃ作りのコンテンツ(積み木の作り方など)」や「子供向けの工作のコンテンツ」も充実させることで、子供の層も取り込み、③の親子の共有体験を提供できます。しかし子供向けDIYコンテンツと私の本業が子供にとって直結するかは疑わしく、ベストプラクティスで答えましたが、何でもかんでもするのではなく、より自分の得意かつ楽しめる分野に特化して自分の色を出していけたらと思います。
他業種とのコラボでは今のところ思い浮かびません。
いくら良いコラボ先を見つけても、子供がファンになってくれるポテンシャルが弊社になければ効果が薄いですが、常に色んな可能性を探し続けたいと思います。

今月のミッションは地味ですが体調管理です。風邪をひいて5日間も寝込み未だ回復していません。体が不調では始まりません。
食事では食べ過ぎに注意し、今まで酷使してきた体のメンテナンスを考え、硬くなった体はストレッチし、疲労痛の腕に無理をさせないように工夫し、万全の体と心を維持できるように習慣化していきます。

いつもためになる質問をありがとうございます。