見積もり作業で儲けと時間のバランスを考える

見積もり作業は、基本タダ働きです。

工事費をお支払い頂くことで、その見積もりに掛かった費用を回収します。厳密には、その見積もり費用がいくら?でそれを回収出来たかどうか?は、曖昧なところです。

お支払い頂く費用が同じなら、見積もり作業に時間をかけない方が儲け率は上がります。

私のこれまでの感覚は、儲け=目的という傾向が強かったというか、あまり深く考えておらず、

見積もり作業に時間が掛からない方が良いと考えていました。

特に下請けの仕事の場合は、(今でも)その傾向がより強くなります。

大病を経験してからか、職人起業塾でマーケティングの勉強してからか、「時間とお金と幸せ」のバランスが少しずつ変わり、「時間の質」も大切にしたい傾向が強くなっています。

タダ働きであっても、良い提案ができるなら、良い工事ができるなら、お客さんと良い関係を築けるなら、「時間の質」は高くなり幸せを感じます。

お金という経済的な要素を無視すれば、いくらでも時間を掛けて、いくらでも良い提案やいくらでも良い工事ができるかも知れません。

しかし美味しいものも食べたしい、旅行にも行きたいし、お金には困りたくないものです。

ただ、美味しいものを食べて、旅行にも行って、お金に困らなければ幸せかというと、そんなことはなく(幸せなことですが、それだけで人生を満足したくありません)、人生で大きな時間を占めている「仕事」において、質の高い時間を過ごすことが重要であると思います。

仕事上の様々な選択が必要な場面で、「費用対効果」より、単純に「効果」で判断する傾向が強くなったと思います。

いま作成中の見積もりでは、お客さんのご要望の奥に隠れている、お客さんもまだ気づいておられないかも知れないご要望をあれやこれやと思考をめぐらし良い提案の準備しています。

厳密には、プラン提案も兼ねた見積もり作業ですが、考えるのも作るのも私(妻も考えています)。

損得勘定を一旦横に置いて、お客さんにとっての費用対効果や、困りごと解決だけで終わらない提案を、じっくり考える時間は中々良いものだと感じている今日この頃です。

普段からプラン提案をされている設計士さんや営業さんは、既にそんな感覚をお持ちだったのではと思いますが、私にとってはパラダイムシフト(価値観の変化)でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です