自分にとってのがん免疫療法

「がん免疫療法」の発展に貢献された京都大学の本庶特別教授(76)が2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞することが、本日の新聞記事に書かれていた。

がん細胞が免疫を働かないようにしていることを突き止め、その鍵を握る存在として免疫細胞の表面で「PD-1」というたんぱく質を見つけ、1992年に発表したとのこと。
今から26年も前ということ。

免疫細胞の働きを阻害するこのPD-1というたんぱく質を働けなくすることで、免疫の力を生かしてがんを叩くことが出来ることがわかったそうです。

これの原理を生かした治療薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)を製薬会社が開発し、2014年に発売している。
副作用が少なく効果が高いとされ、世界中の製薬企業が開発に乗り出し、抗がん剤研究の新しいトレンドになっているそうです。

ちなみにこのオプジーボの当初の価格は、1回約130万円、1年間の投与で3500万円。
現役世代の医療費自己負担は3割。更に患者負担に月額上限を定める高額医療制度があり、年収370〜770万円未満の人の自己負担は月に約60万円で済む。

自分が休業して県立がんセンターにお世話になっていた頃は、年収はもっと少なかったので、月額上限は8万円くらいだったと記憶している。
それ以外は全部税金で賄われていることになる。
当時、自分のがんを治すためにがん治療に関する知識を調べていた頃、この新聞記事の免疫療法とは少し方法が違う免疫療法について知り、その方法で商売している病院が、
「手術療法」「化学(薬物)療法(抗がん剤)」「放射線療法」の三大療法に次ぐ第4の療法と謳っており、非常に興味を持った。
しかし、自分が見たこの免疫療法は保険適用ではなく、到底支払える金額ではなかったので選択肢に入らなかったが、この過程が「免疫」のメカニズムについて興味を持つきっかけになった。

「免疫」とは、本来からだが持つ機能で、人間の体には1日数千個のがん細胞が作られているが、体の免疫機能がこのがん細胞を殺している。これは、現代医学では常識となっている。

そして「免疫」ついて情報のアンテナを張っているなかで、がん患者というのはこの免疫機能が正常に働いていないということが段々とわかってきた。
抗がん剤はがん細胞を縮小させるだけではなく正常な細胞を痛めつけることがわかっている。正常な細胞には免疫機能がある。がん治療に抗がん剤など以ての外だということがわかった。
しかし、現代医学という常識、権威に洗脳された自分の頭では、この単純なメカニズムを理解できても治療法の選択という得心に値するまでに時間がかかった。常識とは怖いものだ。それは自身の学生時代に偏差値教育に違和感を感じながらもその解決策を自分で考える力がなく、常識に従いながら皆と同じように学歴社会に従って、貴重な時間を暗記や板書といった意味のないことに時間を費やしてしまい、考える力が弱いことから様々な場面で苦労もしてきた自身の体験からよくわかっているつもりだ。

話が逸れたが、今回ノーベル賞を受賞されるこの免疫療法であっても、免疫機能を働かせるというメカニズムは素晴らしいが、がん患者の弱った免疫機能や代謝機能を回復させるという根本的な治療ではなく、薬を投与したときだけ効果がでるという一時的なものであると自分は考えている。
ただ抗がん剤とは違い、免疫機能を働かせることが目的なようなので、この治療法を続けることで免疫機能は回復する可能性はあるのかも知れない。
しかし、なぜ免疫機能・代謝機能が弱くなったのかを考え、そこを本人が改善しない限り対処療法でしかないと考えている。

この新聞記事を読みながら、自身の闘病のために情報を収集していた頃(特に2014〜2015年ごろ)、免疫療法というものが世間で注目されていたおかげで「免疫」に興味を持ち、自分のがん体質の根本的解決に導かれるキッカケになっていたのだということに気づき、感謝するとともに、多くのがん患者にとって、根本的解決のキーワードでもある「免疫」に注目するキッカケになればと思いました。

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